心労が頭髪にキタ!
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」
藤原敏行が詠んだように、季節の移ろいのごとくゆっくりと少しずつ進むものはなかなか気づかず、なにかのきっかけでハッと実感するもの。
私が育毛の必要性を感じた瞬間も、まさにそうでした。
ある日のこと、仕事を終え、家に帰っていつも通りシャワーに直行。
体を洗い、続けて髪を洗ってた時の事です。
なんか…頭が臭い?
私はデスクワークで特に汗もかきませんし、飲食店などに寄って帰ったわけでもないのに、いつもと違ってなんか匂う。
普段から清潔には気を使っていますから、そんなことは今までなかった。
おかしいな…と思い、鏡で頭をよく見てみたんですね。
髪を長めにしていたんで、隠れている毛も見えるように地肌に沿って手を入れて髪をかきあげて見た。
すると、白髪が!
当時、私は30代半ば。
それまでもたまに1本2本の白髪を発見することはあったんですが、この時は違った。
頭全体に、たくさん白髪があったんです。
どこか一箇所というわけではなく、均一に分布。
短髪だったらゴマ塩頭になっているような状態です。
これは驚きました。
私の家系は、父親、親戚、先祖の写真…みんな髪は元気な方。
私自身の髪も量も多く、真っ黒だし、なんの心配もしてなかったんです。
考えてみれば、その当時は心労が重なってた。
景気が悪く、仕事が減っていて資金繰りに苦労し、収入も減って家計にも響いていたんです。
そんな時は前向きな行動、例えば学生時代から欠かさなかった日々の運動なんかもやる気がなくなって怠けがち。
ストレスと運動不足による代謝の悪化が原因でしょうか、とにかく頭髪に来てしまったんですね。
気づいたきっかけの匂いも、ストレスによる皮脂の増加によるものなんでしょう。
この時、私は初めて頭髪の健康、育毛ということを意識しました。
「若いから」「まだ大丈夫」が通用しなくなった瞬間でもあったわけで、一抹の悲しさもありましたが、早い段階で気づいて良かったとも言える。
私の場合は匂いが早期発見に繋がり、その後のケアで健康を取り戻しましたけど、なにごとも感覚は鋭敏にしておかないといけないものですね。